『人声天語』 第132回「くたばれ日本!(AMT & TCI 欧州ツアー 2006)」#4

6月19日(月)

午前7時起床。湯船がある故に朝風呂と決め込む。兄ぃから電熱器を借り、インスタントラーメン2袋を茹で湯を切り、日本より持参せし焼きそばソースを合わせれば、これにて簡易焼きそばの出来上がり。されど矢張り青のりや紅生薑がなければ何とも物足らず。テレビでは朝っぱらから、精神病院に監禁されし女性の現実と幻覚の世界を描きし、何やらサイコサスペンス系のかなりハード且つヘビーなスペイン映画が流されておれば、スペイン人はよくもまあ朝から斯様な映画を観れるものなりと感心しつつ、斯く云う自分も焼きそば擬きを啜りつつ観ておれば同じか。東君は昨日の日本vsクロアチア戦の録画放送を今朝観たらしく「絶対勝てた試合やのに~っ!柳沢のあれって何?シュート?だからあいつを代表に選ぶなって言ってたのに!」「まあ現代日本人の精神的弱さを体現したようなプレイやったな!」「何であそこであんなプレイ出来るのかねえ?アホや!」「FWってシュート打ってなんぼちゃうん?笑かしよんな!」「あ~!これで予選リーグ突破が一気に厳しくなったなあ…次はブラジル戦かぁ…絶望的だなぁ…」「絶望も何もそもそも今回出れた事が間違いやねんて!」「いや、それはないよ!」「日本の阿呆共はマスコミに踊らされて、W杯って出れて当然って思い込んでるやろ!下手したら決勝トーナメント行くのも当然やって思い込んでるやろ!そんな事ないねんって事を痛い程わからしたらなあかんって!まだ自力で出たん2回目やで!何調子こいてんねんって感じやん!」「いや、俺は出て欲しいよ!W杯で自分の国を応援したいよ!」「こんなもん世界の舞台で恥晒してるだけやがな!昔やったら柳沢は切腹どころか打ち首もんやで!」「しかし柳沢のあれは何だったんだろうねえ?俺に日本の監督やらせてくれぇ!」「まああのプレイは、今年のW杯中最も印象的なプレーと云えるんちゃうか?」「うん、誰も彼の真似は出来ないねぇ!次のブラジル戦ではいくらジーコでも絶対柳沢を外すだろうね!」「しかしあいつどの面下げて日本に帰って来んねやろ?」「城が玉子だったから、あいつはウンコぐらい投げつけられるんじゃない?南米だったら間違いなく殺されるな…」「絶対津山さんも同じ事云うてるやろなあ…『サッカー辞めて自殺せえ!』とか『お前なんかウンコ以下じゃ!ぶつけられるウンコが可哀想じゃ!』とか云うてそうや!」
午後11時半、ホテルをチェックアウト、徒歩にてCastello駅へ。駅構内の売店にて、アイスコーヒーと思しき一品を頼めば、実はこれこそココア+Castellon名物horchataにして、後味は矢張り芋の味、何よりも再びアレルギー反応有り。何時ぞやスペインでは爆弾テロにて列車の爆発なんぞあれば、プラットホームへ入る為に、空港の如きセキュリティーを通過せねばならぬ。午後12時38分発の列車にてValenciaへ、ヘッドホーンを渡されれども、ミュージックサービスもやっておらねば、車内テレビに何も映ってはおらず。Valencia Nord駅にて乗り換え時間1時間程あればカフェへ、空腹なれどサンドウィッチやらピゼッタやらが並んでおれば、私が食し得るもの一切なしにして選択肢さえ与えられておらねば、ビールを呷るのみ。午後2時20分発の列車にてMardidへ、今度はテレビにて映画なんぞ上映されておれど、スペイン語発声なれば当然理解出来ず、結局爆睡せり。スペイン語を多少解する兄ぃのみテレビを観賞しておられる。
午後5時50分、Madrid PTA Atocha駅に到着。先ずはツーリストセンターにてホテル情報を得、駅前に並ぶ安ホテルを順に巡らんとすれば、いきなり1軒目にて空室あり、この酷暑の中をこれ以上荷物を引き摺り歩き回るは大いに憂鬱とばかり、このホテルに即決。東君と兄ぃとの3人部屋、真っ先にテレビの有無を確認せし東君「よしっ!これで今夜はW杯観れるぞ!」荷物を下ろせば、早速晩飯を食わんと皆で外出。駅付近のレストランに飛び込むや、当然真っ先にテレビの正面の席へ座するは誰あろう東君なり。されどW杯中継と異なるチャンネルが選ばれており「ムムム…ここの店主はサッカー嫌いなのかな?チャンネル変えたらダメかな?」今宵は皆で豪遊せんと、魚介類の盛り合わせの大皿+タコのカルパッチョ+ステーキを注文、魚介類の盛り合わせはエビやら貝やら大いに豪勢なれば全員興奮状態、一瞬にして平らげし。

 

 

続けてステーキが運ばれて来るや、優に500gはあろうか、そのあまりのデカさ分厚さに全員驚愕、果敢に挑めば何とか完食、赤ワインも数本空けておれば、大いにこの豪華な晩飯を満喫。

 

 

兄ぃのみ鯛のグリルを注文しておれば、これまた大いに立派にして、兄ぃが美味の折に発する「うん、うん!」を連発。

 

 

さてせんせいはデザートのメロンを、我々はコーヒーを飲めば、勿論続けてリキュールを呷る、ところがこれが美味なれば止まらず。兄ぃがボトルを見せてくれとバーテンに依頼、ボトルがテーブルに残されれば「勝手に飲んでもええんかな?」一応バーテンに身振りでお伺いを立てればOKとの返事、ならばと飲み倒し結局ボトルを空にせり。痛風再発の恐れあるみつるちゃんなれど、矢張り飲み始めれば抑制し得る様相あらじ、そこで東君が牽制すれば彼の楽しい気分に水を差せりか、されど拗ねるなかれ、体あっての物種、自己管理こそツアーに於ける命題なり。
東君とみつるちゃんはスペインvsチュニジア戦をテレビ観戦せんとホテルへ、東君曰く「スペイン戦をスペインで観れるなんて!スペイン頑張れ!」私とせんせいと兄ぃは腹ごなしも兼ね散策、喉が渇けばバーへ入りアニス酒を注文、テレビではW杯中継が流されておりスペインが先行されておれば、テレビを見つめる客のテンション大いに低く、兄ぃ曰く「面白いよ!」さていい加減酩酊状態となっておれど、土産物屋でも覗かんと今度は駅へと向かえば、南米系女性が営む土産物屋を発見、その女性を見るや3人して「可愛いやん!」すっかり気分も盛り上がれば皆であれこれと散財、照れる彼女の写真まで撮らせて頂く始末。因みに翌朝東君にその下りを話すや「その写真見せて!」とせがまれ見せれば「ギャハハハハ!え?これが可愛いって!?」東君は大笑い、あれ程可愛いと思えしは全て酩酊の果ての錯覚なれば、写真なんぞ撮らず自分の心のアルバムに貼るに留めておけばよかったか。酩酊3人組は更に酔い覚ましのビールを求めバーを梯子。もうこの辺りから記憶かなり怪しけり。ホテルへ戻れば東君とみつるちゃんがスペインvsチュニジア戦を観戦中、そこへ乱入すれば2人共大いに迷惑そう。されどそんな事知ったこっちゃない!もうW杯の話はうんざりなんじゃ!これにて記憶も途切れし、多分即寝成仏せりか。

6月20日(火)

午前8時起床、二日酔いにもならず爽快なり。朝飯を食わんとすれど、今やインスタントラーメンなんぞ見るも嫌になっておれば、東君共々「革新的に新たなラーメンの食し方」を考案せんとし、兄ぃの電熱器と鍋のセットを借り、米を分けてもらい、そばめしならぬ「ラーメンめし」を作らんとする。先ず米を炊けば、ラーメンの湯が沸くをも待ち切れず、ここまで温存せしほていの焼き鳥缶をおかずに軽く頂き、さて湯が沸けば、今や鞄の中で粉々に粉砕されしインスタントラーメン2袋を湯にぶち込み、茹で上がればその麺のみを取り出し飯と混ぜ合わせ、ラーメンの粉末スープにて仕上げとする。ではと食ろうてみれば、粉末スープが豚骨味なれば大いに塩っぱい上に臭く、不味い事この上なし。ならばと東君の出前一丁のスープと混ぜるや更に不味さ増大、最後の手段としてカレー粉と湯を投入しカレーラーメンおじやにすれば、豚骨とカレーの醸し出すハーモニー、これぞ何とも例えようなき味にして見事轟沈、結論としては素直にラーメンと飯を食えばよかったか。
ネット接続せんと無線ポイント探せども見つからねば、ネットカフェを探せり。1時間1ユーロと伺えど、30分もせぬうちに接続は切断、おいおいぼったくりやんけ!まあ1ユーロ如きで大人げなく怒る必要もなしと、ここは「郷に入れば郷に従え」か。明日のポーランドへの到着時間も連絡し得れば、取り敢えずは問題もなし。
午後12時半、Madrid Barajas空港までシャトルにて向かえば、運転手のオッサンがぶっ飛ばし、僅か20分足らずにて到着。チェックインも無事済ませ、午後2時15分発Tap Portugal航空Lisbon行きに搭乗、席に着くなり爆睡し、ふと目を覚ませば漸く離陸せんとする処、何やら随分遅れし様子か。機内食のサンドウィッチはハムとチーズのみならず野菜等挟まれておれば、これは充分上出来か。1時間のフライトにてLisbon空港に到着。迎えに来てくれしオルガナイザーの車には全員乗れぬ故、私を含む4名はタクシーにて会場へ向かう。タクシーには運賃メーターが搭載されておらず、未だ走り出して間もないうちから「28ユーロ!」と云って寄越せば、ヨーロッパにて28ユーロとは随分高いものだと大いに疑心暗鬼、こいつぼったくりタクシーちゃうか。結局会場まで然程遠い訳でもなければ、矢張り28ユーロは高過ぎやろ。しかしオルガナイザーが後程代金を返してくれる運びになっておれば、まあええか。案の定オルガナイザー曰く、空港から会場までならば通常は14ユーロとか、あのタクシーの運転手は矢張りぼったくり野郎なり。
サウンドチェックを行えば、近所の騒音問題から、サウンドチェック時のみ音量を絞れとのお達しににて、微音にてチェック済ませれど、果たして斯様なサウンドチェックに意味ありしか。
オルガナイザーGomesより、レコード屋が近所にあると伺い知れば、早速単身乗り込みし。ポルトガルならではか、ブラジル音楽等は驚異の充実ぶりにして、その他ヨーロッパ・トラッド関係も素晴らしい在庫具合、サイケやプログレ等も充実しておれど、明日もまたフライトにして受託荷物は20kgまでと決められておれば、大量購入と云う訳にはいかず、荷物の重量を考慮し厳選に厳選を重ねるしか術もなし。店内では客数人がAMTについて店主と語り合いしが聞こえ、挙げ句AMTの音源を爆音にて掛け始めれば、こちとら何とも居心地悪く、レコード数枚を購入し早々に立ち去らんとす。結局随分勉強して頂き、今回のツアー初めてとなるレコードショッピングは、かなり満足行く結果と相成りし。
会場へ戻れば晩飯となり、オルガナイザーに連れられ今宵のオープニングバンドの面々と近所のレストランへ。ポルトガルは魚介類が美味と伺い知れど、今宵は肉の気分なればポークステーキを注文、可もなく不可もなくと云った処か。東君とみつるちゃんは、店内のテレビにてまたしてもW杯観戦に夢中なり。オープニングバンドの連中曰く、今夜は何と20年振りのライヴとかで、メンバー皆緊張気味にして食も進まぬ様子。
会場へ戻るや楽屋にて仮眠、真夜中となりいよいよ出番となれば、既に会場は満員御礼、ここでオルガナイザーのGomes曰く、オープニングバンドの演奏にて私が使用する筈のAmpegのヘッドアンプが御釈迦になりしとか、されど彼等の音量至って小さければ、あんなもんの音量で飛ぶアンプって何ぼ程軟弱やねんな。新たに用意されしアンプはSteelphoneなるメーカーなれど、これがどうにもならぬ屁たれにして、いきなりドラム2台が叩かれればファズを踏もうが全く聞こえぬ有様、何しろ中間部のギターソロ演奏中に、みつるちゃんと東君が電源を取るコンセントのブレーカーが一時落ちるや、この刹那のみ漸くギターソロの音が聞こえ得る程の軟弱ぶり、為す術なく1曲目「Anthem Of The Space」をこれで何とか凌げば、ここで東君のアンプと交換して頂く。されどこちらも屁たれに相違なく、耐えるべきを耐え忍ぶべきを忍びつつ何とか終演まで持ち込めば、遂には怒りも爆発、久々にギターにチョークスラムを決めれば、案の定ジャック部分等は完全粉砕さる。嗚呼、明日再びギターをリペアせねばならぬか。
終演後、東君と近所のバーにて一杯引っ掛けんと表へ出れば、界隈に立ち並ぶバーは未だ何処も大盛況にして、路上にても多くの人達がグラス片手に歓談中、我々も大いにその空気を楽しみつつ、さて何処へ行こうかと雰囲気の良さ気なバーを探しておれば、道端にて肉やら魚やらを炭火にて焼いている兄ちゃんを発見、魚の焼ける匂いは大いに我々の郷愁を誘い、東君と思わず顔を見合わせるや「そういや俺等って小腹が空いてたんじゃなかったっけ?」東君のこの一言にて、この兄ちゃんに大振りのイワシを指差し幾らかと値段を訊ねれば1匹1.5ユーロにして、目の前のバーにてオーダー出来ると伺い知れば、早速そのバーへ。赤ワイン1本とイワシ4匹を頼めば、イワシの塩焼きに思わず感涙、私は思わず頭よりかぶりつく始末。2人して大いに満足、お代の方も手頃なれば、赤ワイン1本とイワシの塩焼き2匹で15ユーロ也。ライヴ会場に隣接する投宿先へと戻り、午前4時半就寝。

6月21日(水)

午前8時半起床、朝飯を食わんと思えど台所の類いなければ、兄ぃの電熱器を拝借し、再びインスタントラーメン2袋をアレンジしての焼きそばを作る。昨朝東君がラーメンめしを食せし際に使用せじ出前一丁のごまラー油を譲り受けておれば、粉末焼きそばにこのごまラー油を加えてみんとす。矢張りごまラー油は偉大にして一気に風味倍増、更にのりたまを少々加えれば、かなりのパフォーマンスを発揮、先達ってのUSツアーにて、ドラマーの夘木君がキラーアイテムとしてラー油を持参せしを思い出せり。
昨日訪れしレコード屋にて発見せしポルトガル盤ABBA4枚組ボックスが矢張りどうしても欲しくなれば、郵便局への行きがけの駄賃にと立ち寄り購入、嗚呼、幸せなり。
正午過ぎ、タクシーにてLisbon空港へ、チェックインを済ませれば、カフェにて野菜サラダと洋梨ジュースとビールにて昼食。持参するマヨネーズと柚子胡椒にてサラダを頂けば大いに美味、柚子の風味は日本人の郷愁を猛烈に刺激する故に、せんせいも「美味過ぎ!あかん、もうマヨーネーズだけでは食べられへんわ」と柚子胡椒マヨネーズの虜に。皆がサラダを食らう中、東君のみパン+コーヒー+赤ワインを食しておれば、兄ぃ曰く「東君って外人みたいだねぇ!」ちゃいますねん、単に野菜食べへんだけですがな。ホンマあの子は野菜食べしませんねん。「ひろし~っ、ちゃんと野菜を食べなだちかんど~!」東君とみつるちゃんは、兎に角暇さえあれば明けても暮れてもW杯談義、よくもまあ毎日毎日話すネタあるもんやな等と感心しておれど、実は何度となく同じ話を繰り返す事多し、但し本人達は全く気付いておらぬ様子。
午後2時半発Tap Portugal航空Frankfurt行きに搭乗するや、またしても即寝成仏、何とか機内食サービスの刹那のみ目を覚ませども、食後に赤ワインを呷っておれば再び爆睡、着陸せしも知らず。しかしこの機内食こそ後々大きな鬼門となれり。Frankfurt空港にて乗り換え時間が2時間弱あれば、W杯開催地たるドイツを訪れるも今回これが最後の機会となる故、東君はW杯グッズを求めんとす。明日は日本vsブラジル戦があるとかで、日本人サポーターも大挙して押し寄せしかもと想像し得れば、東君に問う。「日本人サポーターと一緒になったら嫌やなぁ」「日本人サポーターに間違われたら恥ずかしいからね」「あれ?でも自分、日本応援してたんちゃうん?」「応援してるよ!」「ほなら間違われても構へんやん…って云うか日本人サポーターやん、それって!」「えっ!」「俺は元々応援してへんから、売国奴やからな…非国民やからな…でも自分(東君)は日本応援してるねんから、あいつら(日本人サポーター共)と間違われてもええやんか!」「いや!俺はオランダとのハーフですから!」斯く語りし彼は、結局オランダ応援グッズを購入せし模様。
午後8時50分発Polish航空Warsaw行きへ乗り換えれば、客室乗務員が流石はポーランド、美人揃いにして思わず阿呆の如く見蕩れれど、美女よりも睡眠、睡魔に勝てず矢張り即寝成仏。再び機内食サービスありてその刹那のみ目を覚ませば、客室乗務員の可愛いさこの上なく、況してや軽く微笑まれれば理性の箍も外れんや、ドリンクを手渡しされる際に意味もなく手を触れてみたり、気付けば唯のエロ親爺なり。され後程この話を東君にすれば「何で俺と同じ事やってんの?」実はこの男も唯のエロ親爺なりけり。
定刻通り午後10時40分頃にWarsaw空港に到着すれど、受託荷物が一向に出て来なければ、結局1時間も待たされる羽目に。オルガナイザーMichalとMarchinが車2台にて迎えに来てくれておれば、分乗して今夜の投宿先Michal宅へと向かう。車中にてMartinの彼女Maggyと電話にて話せど、超小型マイクがフロントガラスの上に装備され、電話の音声がカーステから再生されれば、その最先端な装備に、携帯電話さえ持たぬ私は大いに驚愕せり。
Michal宅にて、道中で購入せしビールを呷る。昨夜ギターが壊れしを思い出せば、東君に修理を依頼、さてジャック部分を開けてみれば、先日東君が施せしハンダ付けせし接続部分のみを残し完全粉砕されており、彼は自分のハンダ付けの腕前に、大いに満足し更に自信を深めしか。運良く先日購入せしパーツが2個入りなればこそ、その彼の云う処の「God hand」を今一度お借りし、ジャック部分のリペアもこれにて無事終了。徐ろに腹痛を感ずれば、思い当たりしは機内食にて出されしフルーツなるか。開封と同時に何とも鼻を突く異臭漂えど、思わず2切れ程食せし。猛烈なる下痢状態となり大いに苦悶すれども、何とか午前3時半就寝。

(2006/7/13)

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