『人声天語』 「Daevidおじさん宅での夏休み日記(2003年2月)」#2/3

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2月19日、7時半起床、日課となったシャワー&洗濯、雨はすっかり上がり洗濯物もよく乾きそうである。今朝も味噌煮込みを食す。
Daevidは、今日も歯医者に行くらしい。今日はリズム隊とJoshのレコーディングの予定。本来は昨日の筈であったが、予定が既に1日ずれ込んでいる。一体私の出番はいつになる事やら。この後予定通りに行けば、先ず明日からと云う事になっているが、是非そうあって欲しいものである。Joshが自分の帰国便を変更したらしく、我々2人と同じ3月1日のフライト予定を、3日間延期したとの事。当初の予定に於いて彼のオーバーダブに当てられている日程を、何と我々のオーバーダブに回してくれると云う。ほんまええ奴やなあ。不思議とバンド内には、大抵こういうタイプの人間が1人いるものである。

Cottonと近所の小さな店にビールを買いに行く。先日購入した鶏肉の残りをそろそろ使ってしまわねばならず、カレーにでもするかと思い立ち、カレー粉とじゃがいも、私の大好きな酒Ouzoのポケットボトル、ついでに絵葉書も見つけたので購入。カレーを作りながら絵葉書でも書いてみる。一体ここに来て何日経ったのか、段々あやふやになりつつある。Joshはビデオを観たり、本を読んだりして過ごしている。Daevidは、Cottonが持参したカラオケマイクがお気に召した様子で、自分のヴォイスエフェクトを使っていろいろ試し、4chカセットMTRに録音しチェックする等余念がない。この熱い雰囲気は、今回の滞在に於いて初めて感じるもので、いよいよレコーディングが始まりそうな気配か。徐ろにJoshはビーチへ出掛けてひと泳ぎ。
午後2時、DaevidとJoshが、自分達の機材を車に積み始める。どうやらDaevidも含めた4人で、先ずベーシックの録音をする算段の様子。彼等を見送り、のんびりCD棚から見つけだしたFifty Foot Hose「Sing Like Scaffold」と云う、どうやら再結成後の音源のCDを聴いていると、出掛けたばかりの2人が帰宅。スタジオの方の準備が出来ておらぬらしく「2時間後」に再びスタジオへ出向く事になったらしい。
Joshはテラスにて、Daevid著「gong dreaming#1」を読んでいる。その本の内容の話から、Daevidの「ポール・マッカートニー嫌い」が判明。どうやら昔ちょっとしたトラブルがあった様子。「He is a business man!」
Cottonは、今日もずっとゲームボーイと格闘中。4時になったので、2人してカレーを食す。

知らぬ間にDaevidの姿が見えなくなり、一方Joshはと云えば、既に6時を回った時計を眺めては、溜息混じりで仕方なくビデオ観賞に戻る。Daevidが何処ぞから車で帰宅。どうやら私のギターアンプを手配し、スタジオへ運んでくれていた様子。私とCottonはビーチへ散歩に出掛ける。矢張り何度見ても素晴らしい景観である。よくよく見ると、アサリだか蛤だかが芋を洗うようにゴロゴロしている。これは明日から貝汁やらアサリバターやらが食えるのではなかろうか、と思っていると、片やCottonは、この異常発生のようにさえ見える貝の大軍に怖れを為し、引き攣って硬直。
ビーチから戻ってみると、DaevidとJoshが、いよいよレコーディングに出掛ける処。Daevidはレコーディングが漸く始まる事が嬉しい様子で、子供の如く大はしゃぎ。2人が出掛けた後、CD棚にて発見したGuru & ZeroのSan Joan島でのライヴ録音を聴いてみる。なかなか良い感じ、トリップ度はかなり高い。その時、突如Daevidのみ帰宅。どうやら当初の予定通りJoshとリズム隊でベーシックを録音するらしい。
何となく眠くなったので、未だ10時であるにも関わらず就寝。

2月20日、昨夜10時に就寝した御陰で真夜中に目覚めたが、二度寝出来ぬ質の私には珍しく、また眠ってしまったようで、早朝6時半起床。日課となったシャワー&洗濯を済ませる。外は雨上がりでどんより曇っている。
昨日のカレーの残りでカレーうどんを作り食す。あれから昨日Joshは果たして帰って来たのか。ベーシックのレコーディングは無事終了したのだろうか。予定通りであれば、今日はDaevidのパートのオーバーダブの筈である。されど昨夜、Davidが「明日は僕が魚料理を作るよ」と云っていた故、実際の予定はどうなっているのか皆目見当もつかぬ。まあ私が気を揉んでも仕方ないので、もうこの空気に身を任せるのみ。Davidが「オーストラリアでのホリデーになってしまって申し訳ない」と謝っていたが、この「ゆるい」感じ、なかなか良い。自分の人生に於いて、これこそ最も欠落していた側面なれば、これも新たな発見か。「Gong」のあの「ゆるい」音は、絶対この空気感から生まれているのであろうから、丁度良かったかもしれぬ。どの道帰国すれば、またあの「スピード」の中に生きねばならぬのだから。

Joshが起きて来たので、昨夜のレコーディングについて尋ねてみる。結局昨夜10時から深夜3時まで録音していたらしいが、コンピュータのトラブルの御陰で、あまり捗らなかった模様。されど漸くレコーディングが始まったと云う実感からか、やる気満々で「Daevidが起きて来たら『カフェにいるからスタジオへ連れて行ってくれ』と伝えてくれ」と頼まれる。Daevidが起きて来たのでそう伝えたが…その時丁度Joshがコーヒーを飲んでカフェから戻ってきたが、どうも連れて行って貰える様子もなし。Daevidが何処ぞへ電話していたので、スタジオに行く時間を既に決めているのかもしれぬ。今日中にJosh+リズム隊のベーシック録音が終わってくれれば、明日はDaevidのパートの録音、明後日は私の出番と相成るのであるが、果たしてこの「ゆるい」流れの中で、そう都合良く物事が運ぶとは思えぬ。まあとやかく気を揉んでも仕方ないので、ここらでClassical Gongの曲でもコピーしておこうと、珍しくギターの練習に励む。
Daevidは、今秋行われるyouNgongのヨーロッパ・ツアーの準備で、PCに向かい事務仕事に励んでいる様子。Cottonは相変わらずゲームボーイでポケモンと奮闘中。肝心のJoshの姿は見えない。はて何処へ行ったのやら…と思っていたらビーチでひと泳ぎ済ませてきたJoshが帰宅。

Daevidが云うには、スタジオのコンピュータが不調で、Orlandは「夕飯を食べ終えたら来てくれ」と云っているらしい。今晩は、Daevidが魚料理を作ってくれるらしいので楽しみである。後でスーパーに買い物に行こうと云っているが、洗濯したり掃除したりと、なかなか買い物に行く気配もなし。
漸く買い物へ出掛ける。Joshはメールチェックの為ステイ。先ずは漁港の船着き場にある魚屋にて、今夜のメインディッシュとなるべく魚を物色。ガラスケースの中には、サーモンやら何やら見た事もない魚までいろいろ、更にオーストラリアと云えばロブスターとマッドクラブ、その他タコやらイカやらカキやら美味そうなものが目白押し。されど隣には「Fish & Chips」の看板が。折角の新鮮な魚も調理方法を知らぬのでは、食べられる魚の方が可哀想と云うものだ。この魚屋にて、Daevidは何やら変な名前(失念)の魚の切り身を購入。私はボイルされたエビを500g程、明日のビールのアテにでもしようかと購入。
この後、スーパーマーケットにて、野菜や果物等を購入。このスーパーではカンガルーの肉も売られている。今度是非買ってみよう。入り口に設置されている水の自販機にて、持参したタンクに水を詰める。更に近所の店にて自家製ワインとビールを購入。

帰宅するやDaevidは早速料理に取り掛かる。一体何が出来るのやら。鼻歌を歌いながら、時には野菜や魚に話し掛けながら、「Vegitable Show!!」と野菜を振り回しつつ、更には「Kitchen Music!」と云っては、水道を捻る音や食器を叩く音や冷蔵庫の開閉音やらをバックに歌って踊っては、ビール片手に「ビッキーズ」を口に放り込みつつ調理。このビッキーズと呼ばれる胡麻のついたクラッカー、バターとチーズと乗せて戴くと、これがビールのアテに最高。絶え間なく「one, two, three, four…」「OK!」「Potetos!」「Fish!」等と独り言を云いながら、Daevidの調理は進行して…いるのか?
留守電のメッセージをチェック後、電話を使いたい様子のDaevid、されどJoshがずっとメールチェックをしており、ダイヤルアップ方式のここでは電話が使えぬ。Joshに電話を掛けたいと告げに行き、いつもメールチェックとテレビばかり観ている彼の事を「E-mail! TV! E-mail! TV! E-mail! TV! Guitar! Smoke! Sleep! E-mail! TV! E-mail! TV!….」と歌にしてからかっている。されど結局電話はせず。

漸く料理完成。キャンドルをセットし、きちんとテーブル・アレンジも施し、Daevidが料理を運んで来る。近所の店「Newy Store」自家製白ワインはなかなかの美味。皆でこの白ワインで乾杯し雑談しながら料理を戴く。魚の香草焼きにマッシュポテトとボイルド・ベジタブル。Daevidの料理は結構美味しい。外では蛙と鳥の鳴き声が、まるでシンセサウンドの如き壮絶な音色を奏で、時折思わず皆で聴き惚れる。楽しい食事のひとときが終われば、Daevidはゴム手袋を装着し、洗い物を凄まじいスピードでこなす。この「緩急」の激しさこそまさしくDaevid Allenそのものであろうと云う事に、じわじわと気付き始めた。どうやらOrlandからの電話では、未だコンピュータのトラブルは解決しておらぬ様子で、午後8時過ぎ、Daevidは4chカセットMTRを携えて、Joshと共にスタジオへ向かう。さてこの先どうなる事やら。まあこれも至ってGongらしいのかもしれぬ。

深夜12時頃、猛烈な空腹感に襲われる。矢張り魚の切り身1切れとポテトと野菜では腹もちが悪過ぎる。冷蔵庫に入れておいたカレーの残りを浚え食す。満腹になるや急に睡魔に襲われ就寝。私と入れ違いでCottonも「腹減ったぁ~」の一言と共に、徐ろにそばを茹で始める。出掛けた2人は未だ帰らず。コンピュータの調子はどうなのであろうか。

2月21日、朝7時起床、外は雨。DaevidとJoshがいつ戻って来たのかは知らぬが、2人とも爆睡中。Cottonの話では、午前2時頃に笑顔で帰宅したらしいので、ちょっとは事態は好転しているのであろう。
Joshは朝食を済ませると、11時頃にスタジオへ出掛けた。私も今夕にDaevidと一緒にスタジオの様子を見に行く予定。なんでも昨夜は、矢張りコンピュータのトラブルで殆ど進行しなかったらしいが、何とか問題はクリアした様子。スタジオの完成が1週間遅れたのが計算違いだった模様。
Cottonは、今日も日がなゲームボーイでポケモンと奮闘中。DaevidはPCに向かって何やら事務仕事の様子。私は昼食にうどんを食した後、ギターのメンテナンスを済ませ、Daevidもお気に入りと云うJimmy Scott「Falling Love Is Wonderful」のCDなんぞ聴いて過ごす。Daevidがお茶を入れながら「Flying Teapot」を口ずさんでいる。

夕方、Daevidの車でスタジオへ向かう。スタジオではJoshとOrlandがプレイバック中。私も取り敢えず機材をセッティングする。明日の朝8時からOrlandと、私のパートの録音を始める事を決めるや、Daevidは「今までのレコーディング経験の中で、朝8時と云うのは一番早い時間だ」と大笑い。Cottonは別のブースにシンセをセッティング。小さな絨緞の上にセットし、そこへ胡座をかいての演奏姿勢に、「Flying Carpet!」と、Daevidは大喜び。

セッティングが終了すれば、Daevid宅に戻りディナー。Daevidが魚料理とボイルド・ベジタブル+マッシュポテトを、私が昨日購入したエビで「トルコ風エビのトマトソース煮」を作る。そこへAndreaがビール1ケースを持参。Joshはその間にまたしてもメールチェック。ディナーを終えると、DaevidとJoshはスタジオへ戻って行く。Cottonはゲームボーイの電池切れにて電池交換。私はOuzoを飲みながら、Gongの2001年のライヴ盤「OK Freinds」を聴く。
Daevidの話では、Didierの健康上の問題で、今後Classical Gongでは多分長期のツアーは出来ないだろうとの事。このアルバムやライヴDVDに関しては「ブルジョワ」な音作りや雰囲気が気に入らぬようで、「Hollywood Reverb」サウンドが大嫌いだと語る。Classical Gongに関して、Daevid個人はいろいろフラストレーションを感じているようで、矢張り常に「エネルギッシュ」に「新たなチャレンジ」を模索する彼なればこそかもしれぬ。最近のリリース・ラッシュに関しては「自分でも覚えていない」ようで、「40年後にはAMTも500枚ぐらいアルバムが出てて、きっとマコトも同じ事を云うさ」と笑っている。最近のCDRによるコピーの問題については深刻に捉えている様子で、「実際にCDを買ってくれている人数の3倍の人数がコピーしているだろう」と語り、経済的にも大きなダメージを食らわせているようだ。

外は今日も大雨、蛙が大合唱しており、その重低音コーラスはドローンと化している。外の音を聞いているのは楽しい。ここの動物の声や雨の音等、どうしてもシンセの音に聞こえて仕方がない。これもあのGongサウンドの由来に関係あるのだろうか、なんぞと思いつつ明日は早いので12時就寝。CottonはDaevidの本棚から日本の漫画「うずまき」2冊を見つけ出し、周囲への気配を消す程に読み耽っている。

2月22日、朝6時40分起床、外は今日も雨。シャワー&洗濯を済ませ、レトルトの鶏ごぼう御飯を温め、味噌汁とさんま蒲焼き缶で朝飯を済ませる。今日は朝8時からスタジオに行く予定。漸くレコーディングと云う実感が湧いて来る。元来スタジオに24時間篭っていても嫌ではないタイプなだけに、日がなする事もなくボーッと無駄な時間を過ごすよりは、よっぽど私にとっては幸せである。

約束の8時になったので、自転車でGilli宅にあるスタジオへ向かう。丁度雨も止み、まだ涼しい時間なので快適。既にOlarand、実はここの隣に住むべーシストのDharma、エンジニアのZubinの3名は待機している。彼等は昨夜4時まで録音していたらしいが、騒音問題でドラムキットをエレドラにて代用している為、どうも納得のいくものではないらしい。手早くセットアップし、先ずイントロ的なパーツをいろいろ録音してみる。ミニマルなフレーズを弾くや「Tim Blake!」と面白がっている。その他弓弾きによるドローンやフィードバックの類い等も録音。強烈な倍音サウンドに、一同「Blow my mind!」を連発。Orlandのリクエストで巨大ゴングのような音も録音する。偶然ペダルが接触不良であった為、そのノイズを上手く利用。ブズキでアコースティック曲も録音してみる。ほぼイントロダクションのネタとしては充分であろうと、今日の処はここまでにしておく。あとは他のベーシックが録音されてからのオーバーダブが主な仕事となるであろう。
それにしてもGilli宅には、Gong関連のアナログ盤が全部揃っている上、更に棚にはGongやMother Gongのライヴカセットやらビデオやらがズラッと並んでいる。まさしくGongファンにとっては宝の山。

3時半にDaevid宅に帰宅。遅い昼食にカップ焼そばを食べつつ、Incredible Strings Band「U」を聴いていると、Daevidがやって来て、このアルバムは彼にとって薬のようなものだと語る。つい2週間前にRobin Willamsonに会ったそうで、その時貰ったという新譜「The Seed – at – Zero」を見せてくれた。後で聴いてみよう。
ふと「Ginseng」(註) というハーバル系の薬を取り出し薦められる。日本語で何と訳すのか判らぬ故、何なのか正体がわからぬが、滋養強壮の作用があるらしく、日本や中国ではポピュラーだと云っている。はて何だろう?

夕方6時、DaevidとJoshと共にスタジオへ。Daevidのアコースティック曲「Beauty in The Bascket Case」の録音。Daevidのアコースティックギターとヴォーカルを録音、グリッサンドギターの録音も済ます予定であったが、ボリュームペダルの不調により延期。待ち草臥れたJoshは、近くの店へFish & Chipsを買いに出たまま行方不明。取り敢えずDavidと2人で帰宅すれば、未だJoshは帰って来ておらず、どうやら我々の出発と入れ違いでスタジオに戻って来たらしく、結局DaevidがJoshを迎えに行かされる羽目となった。
明朝にドラムキットを組み、午後からベーシック等の録音予定。これ以上のトラブルは望まぬDaevid曰く「Playing, Praying!」

今夜のディナーは、Daevidによるチキンソーセージと例によってボイルド・ベジタブル+マッシュポテト。どうやらこのボイルド・ベジタブル+マッシュポテトが主食のようだが、歯応えがないので、あまり食べた気がせぬ。オーストラリアに着いて1週間。純和食派の私なれば、煮物や焼き魚やらが恋しいばかり。
Daevidの次の著作となる「gong dreaming #2」の中に「ビンラディンよ、どうか爆弾を落としてくれ!」と云うコメントと共に、ビンラディンの写真や貿易センタービルにハイジャック機が直撃している写真等を掲載するつもりらしいのだが、これを知った数人の知人から、自分の名前をこの本の記述から外してくれと依頼があったらしい。これに対しDaevidは、彼等に関する記述を削除するか、それともこのコメントを削除する代わりに「I am Terrorist」と記述するか、道は2通りあるとJoshに話している。かつてフランスの5月革命に関わりフランス当局から追われた男であるから、斯様な些細な問題を気にしている風ではない。何処かのロックスターと異なり、決して「体制側の犬」に成り下がらぬこの姿勢、まさしく「ロック」であろう。されど息子Olrandの作った「エスノハウス」もどきのCDを「オーケストレーションが素晴らしい」と親バカ丸出しで、「ハウス嫌い」の私に聴かせるはやめて欲しい処。

今夜は2時からサッカー中継がある為、落ち着きのないDaevidだが、ボリュームペダルの修理に取り掛かる。「一番好きなSteve Hillegeのプレイは?」と尋ねられ「『Live au Bataclan 1973』に収録されている『You can’t kill me』のギターソロの入り」と答えると、「覚えてないから聴いてみよう」と大爆音にてCDをプレイ。彼は「L」の5曲目「Lunar Musick Suite」が好きだそうだ。「System7は好きではない」と云うと、Daevidも「Middle Class!(Daevidは、退屈な音楽を「ブルジョワ」まあまあのものを『ミドルクラス』と表現している)」と答えて笑っていた。「良いシーケンサーミュージックを探しているが、殆ど巡り会わない」ともこぼしているが、既に「新しい音楽」に絶望し早14年、「古いロック」等しか興味のない私にとっては、この歳になっても好奇心旺盛なDaevidに感心する一方で、それ故に試行錯誤したつまらないアルバムも作ってしまう哀しさも感ずる。
Daevidは寝室のテレビでサッカー観戦し、時折「Yeah!!」等と奇声を発している。今日は久々に自転車に乗ったせいか、何となく疲れた1日であった。Cottonは今日も1日ゲームボーイでポケモンと奮闘、既に電池とビールはしこたま購入済み。


(註)「Ginseng」大津市の宇野様から以下のメールを頂きました。

「ところで、もうご存知かとは思いますが、
河端さんがアレンにもらった薬をネットで調べてみたら、
GINSENG=オタネニンジン=通称:朝鮮ニンジン
http://jp.clarins.com/main.cfm?PlanteID=232
でした。もっと別なものを想像したのですが…」

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