『人声天語』 第123回「文句垂之助の欧州地獄旅(AMT &TCI 欧州ツアー2005)」#3

6月5日(日)

午前7時半起床、シャワー&洗濯を済ませ、朝食はチキンラーメン2袋。東君は納豆ふりかけを駆使しての納豆そばを食し感無量。


洗濯物が溜まり捲りし無精者2人、田畑君とせんせいは「洗濯する?」「もうLondon戻ってからコインランドリーでやるわ」「せやな、俺もそうしよかな」てな具合なれど、此処にて洗濯機を発見し、一挙に大量の洗濯物をぶち込めば、1時間乾燥機を回した処で生乾きとは是如何に。
正午、スコットランドはGlasgowに向け出発、車内は大量の洗濯物が吊るされし有様。ふと弁当箱にせしタッパを弁護士宅に忘れて来た事に気付き、これにて私の弁当作戦計画は、僅か一度のカレーヌードルライス弁当を敢行せしのみにて水泡に帰す。悔し紛れに持参せし黒胡麻せんべいを食せば大いに美味なり。途中サービスエリアにて休憩、兄ィは再びミートパイを購入されれども、今回は不味かったとの事、東君は哀しいかな、今日より3日分の昼食としてチョコ3個を購入、お菓子好きの田畑君はポテチとスコットランドの民が愛してやまぬローカルジュースIRN-BRUを、このジュース、私も幾度となく飲んだ経緯あれども味にインパクト皆無にして、不味くもなければ美味くもなし、そして私はチョミントチップスを購入。更に私とせんせいは、売店にて売られしスコティッシュ帽を購入、これにて今宵のライヴのキラーアイテムをゲットせしか。しかしこの帽子、側部に赤毛が付けられておれば、さながらジョークアイテムであろう、まあ日本で云う処のちょんまげ鬘の如き代物か。


Glasgowに辿り着くや、いきなり何やらスコットランド人の大行進と遭遇。嘗て津山さんが初めてスコットランドを訪れし際「何や、誰もスカート履いてバグパイプ吹いとらへんやんけ!スコットランド云うたらスカート履いてバグパイプ吹いて練り歩いとかんかいっ!」と、えらく御立腹でありし事なんぞ、ふと思い出す。津山さん、今日は練り歩いとりまっせ。

今宵の会場Bar Flyに到着、機材を搬入しサウンドチェック。相変わらずエフェクターの調子いと悪し。今や私のエフェクター・ラインナップに於いてBoss製品は既にリバーブとヴォリュームペダルのみなれど、今宵は遂にヴォリュームペダルを外さねばならぬ顛末と相成り、一体どないなっとんじゃ!ヴォリュームペダルは電源とは全く関係なければ、電源からのBoss製品殲滅ウイルス説は間違いなるや、それとも既に他のBoss製品がウイルスに感染しておれば其処から感染したやもしれぬか。殆どのトラブルがジャックにあれば、何やらまるでジャックの口径が拡げられしが如き不可解なる接触不良、どうやら東君の方も同じ症状故、このウイルスはエフェクターのジャックの口径を、まるで締まりの悪い女の如きにしてしまうのやら。

サウンドチェックを終え、さて夕食を食わんとオルガナイザーの女性に導かれしは、ベジタリアンを忌み嫌う我々に対し、よりによってベジタリアン・レストランなり。お前おちょくっとんのか!と声を荒げたくもなれど、空腹なればここはせめて食える代物を探すのみ。隣の席にてSoba Noodles & Oriental Vegetablesなる代物を食らいしおっさんおれば、それは何と蝎麦を使った焼きそばにして、確かにそれこそ「焼き蝎麦」なれども、味を想像するだけでいと不味し。宛らその蝎麦の食感たるや、当然たるオーバーボイルに加え、更に加熱調理される故、さぞおぞましきものであろうと想像される。悩んだ挙げ句に私はTofu Steakを注文すれば、胡麻油で炒めし厚揚げ1枚と野菜が少々、厚揚げ1枚にてメインディッシュとは、ベジタリアンまさしく阿呆極まりなし。せんせいはVeggie Burger & Saladaを注文、これは不味い事極まりなく、まるで腐った魚肉ソーセージの如し、阿呆なベジタリアン共、ホンマは肉食いたいんやろがぁ~っ!食いたかったら素直に食えやボケ~っ!田畑君が注文せしは、此の地の名物らしいHagglsなる、野菜による団子の如きにホワイトソースが添えられし代物、本人曰く「ソースあるから何とか食えるわ。」兄ィが注文せしはChestnut Mushroom, Tarragon & Cashew Nut En-Croulte、実体が何かはよく判らぬが、味的にはこれが一番まともな料理であったか。さて東君が注文せしはThai Beancakes、運ばれて来た当初「これは当たりっぽい、美味そう!」と垂涎の表情を浮かべておれども、一口食らうや「不味ぅ~!」タイ料理ならでは香草パクチーが大量に刻まれ練り込まれておれば、パクチー嫌いの東君は一撃にて瞬殺さる。すっかりベジタリアン料理の不味さを満喫せし我々、「あ~、肉食いたい!」


兄ィのvodafon、此処Glasgowでも機能せず。どないなっとんねん!

会場へ戻りSHOPZONEをオープン、ここ連日売り上げ不振が続いておれば、此処Glasgowにて一気に巻き返しておきたい処なり。前座にゴシック系女性ヴォーカルを擁する不可思議なバンドが出演、これって一体何の脈絡があるんやろか。
さて午後9時45分、漸く我々のライヴと相成れば、今宵も大爆音にて大暴れ…と行こうと思いきやエフェクターが絶不調、結局原因こそ究明出来ねども演奏は何とかし得れれば、「Triger In Triger Out」「Pink Lady Lemonade ~ OM Riff」にて1時間15分をやり切り、ラストはギター絞首刑にて幕。アンコールにて、せんせい共々先程購入せしスコティッシュ帽を被り、「Scott’s Porage Oats ~ Na Na Hey Hey」をアカペラにて披露、コーダはこの2曲を同時演奏すれば、終演後に某女性から「まさかあの2曲があんな素晴らしいハーモニーを生み出すなんて!」と、お褒めの言葉さえ頂く始末なれどホンマか。せんせいはミュージシャン人生初となるセンター位置でのヴォーカリスト・デビューと相成った次第。久々にSHOPZONEは盛況、機材を撤収すれば、機材は明朝にバンに積み込むとかで、今宵は此処に置いておけるらしく、ならばと投宿先となるオルガナイザーの男性の自宅へ。

さてこの男性の部屋であるが、まさしく何もないとはこの事で、宛てがわれし閑散とした2部屋にて、先ずは洗濯を済ませ、さて夜食を頂く事とす。流石に厚揚げ1枚ではあまりに空腹なれば、ここは矢張り米を食らわんと、真空パックの御飯を電子レンジで温めれども、鍋にてレトルトカレーが温まるのを到底待ち切れず、冷めたカレーを温かい御飯に打っ掛け掻き混ぜての、俗称コールドカレーを頂けば、嗚呼、何と美味なる事か。矢張り日本人は偉いっ!

東君は、先日Alan Cummings氏に差し入れて頂きし即席韓国ラーメンを啜りつつ「美味い、けど辛い!」せんせいは真空パックの御飯+永谷園のお茶漬けにてお茶漬けをかき込みつつ味噌汁を啜れども「こんなもんでは力出えへんわ。」

兄ィはチキンラーメンに乾燥ラーメンの具を乗せ、更に切干し大根も入れる懲りよう。

ここの家主である男性は、何とポテトチップスをパンに挟むと云う奥義ポテチサンドを食らっておられれば、成る程この家に何もないのも頷けるか。ツアーマネージャー兼任の田畑君は、収支計算やら経費の蓄えなんぞの業務に勤しんでおられる。午前1時半、皆そこいらに雑魚寝状態にして、私もソファーにて就寝。明日こそ肉を食らわん。

6月6日(月)

午前5時半起床、さて朝食は、野菜ジュースV8と、素麺に粉末出汁とのりたまと七味を和えしのりたま素麺、途中で味噌汁と合わせ味噌素麺とし、2種類の味の素麺を楽しめども、何とも虚しい限りなり。


田畑君はレトルトカレー、東君は即席味噌煮込みうどん、兄ィは味噌汁と真空パックの釜飯、その釜飯を海苔で巻いて頂いておられ、いつも一工夫されるあたりは流石兄ィである。せんせいは昨日購入せしドリトス+サルサソースと味噌汁と云う、メキシカンフーズと和食の出会いなれば、空腹の勢いにてドリトスを一気に食らうや味に飽きて来た辺りで味噌汁を啜り中和、されど食い終わってみれば当然の如く胸焼けしておられる始末。レトルトカレーだけでは矢張り物足らぬのか、田畑君、続けてどん兵衛も食らっておられる。ツアーは先ず第一に体力なれば、食事の重要性は今更語るまでもなく、況してイギリスは酷い料理事情なれば、食える時に食っておく事こそが生き抜く知恵なり。過酷を極めるツアーたるもの、僅かフェスティバルに於ける1公演のみなんぞと云う、生温い海外ライヴ体験旅行なんぞとは全く別次元のものなれば、のんびり市内観光する程の余裕ある日程にてホテル滞在なんぞなさっておられる所謂「アーティスト」の類いの方々からは全く想像だに出来ぬ悲惨な状況でさえ、我々にとってみれば当たり前の事でしかない。高待遇にて関係者一同にチヤホヤされ、オーディエンスの反応が「全く日本と違って」素晴らしかったなんぞ笑止千万、海外にてもし反応が悪ければ、それこそあまりにも凄過ぎて誰も理解出来なかったか、もう救いようのない程しょうむないかのどちらかである。普段あまり観客の「熱い」反応に慣れておらぬ日本のアングラ系ミュージシャンなればこそ誤解しがちであるが、しょうむない前座にさえ熱い反応を示す観客であれば、果たしてその「熱さ」の何処までを信じてよいものか、少々知恵があれば誰でも判る事なり。
兄ィは携帯メールに再チャレンジすれば、どうやらメールの送受信は出来たそうだが、通話は相変わらず出来ぬ様子にして、vodafonのCMは誇大広告云うことで、帰国したらばJAROに訴え出るべきか。

午前10時半、この何もない部屋を出発、クラブへ戻り機材の積み込みを済ませるや、一路Aberdeenを目指し出発。皆、朝早くに飯を食らいしきりなれば、大いに空腹にして、更に近頃まともに肉なんぞ食す機会もなければ、ツアー序盤にして体力がかなり落ちて来ている事を自覚、「肉食いたい」これが今や合言葉なり。イギリスなれば延々と続く牧草地帯を走破する故、牧草を食む牛共を見ては「美味そう!」肉禁断症状もいよいよ末期的なるや。今ならばPink Floyd「原子心母」のジャケットを見ても垂涎する事間違いなし。さてAberdeen市街に到着するや、我々の肉禁断症状も遂にはピークに達し、車窓よりバーガーキングやケンタッキー・フライドチキンを見掛けては、「もうハンバーガーでええから肉ぅ~!」「フライドチキンでいいから!」「せめて吉野屋あったらなあ…」「でも中華とかあったらええなあ、鶏の唐揚げと炒飯とか」「焼肉食いたいっ!」「ステーキ!」されど先ずは会場に向かわんとするBenは、斯様な我々の思惑なんぞ知る由もなく唯ハンドルを握り、ひたすら会場を目指すのであった

午後2時半、今宵の会場であるThe Tunnelsに到着。オルガナイザーのスキンヘッド親爺の熱烈歓迎ぶりは素晴らしく、余程のAMTフリークであろう事が伺われる。またつい先日、ダモさんが訪れておれば、我々にメッセージを残してくれており、来週行われるイタリアでのフェスティバルで御一緒するやもしれぬ故、再会が楽しみなり。(されど結局ダモさんと再会する事にはならず、AMTのツアー後にTorinoにて行われしフェスティバルにて、ヨーロッパに居残りし私のみダモさんと共演する事と相成った。)「彼等はAcid Mothers TempleよりArchole Mothers Templeって感じだよ」と、ダモさんはこのスキンヘッド親爺に語ったそうな。このThe Tunnelsは、カフェとクラブと中古レコード屋で成立しておれば、当然機材を降ろすなり、空腹なれども先ずはレコードチェック、なかなか素晴らしい品揃えなれども、如何せん値段がイギリス中古レコード標準価格の倍付けなれば、今回のツアーは渡航費に1人30万円も費やしており、先ず渡航費を回収せぬ事には散在も出来ぬ故、いつもの如く衝動買いに走らずに済んだか。スキンヘッド親爺にビールを振る舞って頂ければ、スコットランドと云えば地ビールTennentsと云う訳で、おお~っ、これはかなり美味いビールなり。スコットランドのパブなら何処にでもあると云うTennentsであるが、幾度もスコットランドは訪れておれど、今日今の今まで知らぬとは一生の不覚なり。後程バーテンを務めし日本人男性米次さんに伺えば、このTennentsは何でも日本人観光客には不評だそうだが、この喉越しの軽やかさにしてこの味の座り具合、なかなかの逸品であろう。

セッティングを済ませれば、先ずはホテルへチェックイン。気の良い親爺が出迎えてくれれば、禁煙と喫煙の2部屋を押さえてあるとかで、ならば忍耐と云う強靭な精神力を誇る私と田畑君とBenの3名が禁煙室を志願。近頃ホテル等での禁煙は、然程辛いとも思えず、それどころか複数で1部屋に投宿する際、お構いなしにタバコを吸われ部屋中が猛烈にタバコ臭いよりは、禁煙室の方が余程マシなような気さえする。所詮自分の煙は気にならぬが、他人の煙は気になると云う、何とも利己的愛煙家なり。ふとホテルの入口に飾られし写真を眺むれば、ここの主人が昨日購入せしスコティッシュ帽と同じくを冠りて写っており、何と帽子の側部に赤毛が付いている処まで同じうして、何とこの赤毛はジョークではなく正装であったか。

さてチェックインを終えるや、いざ肉にありつかんと、お手軽な処と云う訳で、スキンヘッド親爺に連れられバーガーキングへと赴けば、丁度運良く御当地アンガス地方の牛肉によるAngus Steak Burgerなる代物がキャンペーン中にして、ならばとその逸品を皆でオーダー。ハンバーガーが出来上がる僅かな時間さえ既に待ち切れぬ程の空腹ぶりなれば、哀しくもケチャップ2袋を啜る有様。漸くそのAngus Steak Burgerお出ましと相成るや、皆ハイエナの如く貪る。嗚呼、肉食万歳!ベジタリアンの愚かさは、今までも散々述べておれば今更語りもせぬが、人生に於ける喜びを自ずから拒絶するストイックさ、愚の骨頂以外の何物でもなし。有事の際は、草食動物であるベジタリアンの肉を食ろうてやるわ。


漸く空腹感と肉禁断症状も鎮静すれば、今度はパブにてTennentsを一杯呷る。パブのメニューを眺むれば、8オンスのフィレステーキなんぞ見つけてしまい、こうなればAugus Beefの分厚いフィレステーキにもかぶりつきたい処か。
Aberdeenは学生街だそうで、確かに学生らしき輩多かれど、教会でさえサタニック系の怪し気なるイベントなんぞ催されており、街中矢鱈とロックな雰囲気に満ち溢れ好感度大。贋Jimi Hendrixこと「Are You Experienced?」なるバンドのポスターがそこら中に貼られている事も大いに笑えるが、懐かしやGene Loves Jezabelsのポスターはもっと笑えれば「お前ら、写真が20年前のんやんけ!」

さて会場に戻りサウンドチェック、今日こそはエフェクター不調の原因を徹底究明せんとすれば、どうやらBoss製アダプターとBossのリバーブ1個に問題あり、アダプターをスペアの無印良品製に代え、リバーブを外せば問題解決。東君はBoss製品のトラブルに続き、Zoomのマルチエフェクターにもトラブルを抱えている様子なれば、何ともエフェクタートラブルの多きツアーなるか。

サウンドチェック後、夕飯は会場内のカフェにてスープ+サンドウィッチ、更に日本人バーテンダー米次さんが差し入れてくれしかき揚げ天婦羅。トマトスープとマッシュルームスープの2種類あれば、私と田畑君はマッシュルームを選択、こちらはなかなか美味なれど、トマトスープを選択せし東君曰く「タイムがきつ過ぎる」そうで、ここはマッシュルームスープに軍配。サンドウィッチは、ハム、蒸し鶏、チーズ、野菜等を自らパンに挟むスタイルにして、パンとチーズとハム嫌いの私は、具として並べられし野菜と蒸し鶏のみを皿に盛りつけ、天婦羅に添えられし天つゆで頂けば、これは大いに美味なり。素晴らしきは天つゆなり。そしていよいよ差し入れの天婦羅を頂けば、たとえ冷めておれども、矢張りかき揚げ天婦羅の美味さは到底筆舌に尽くせぬ程にして、その御好意に感謝して余りある。米次さん、どうも御馳走様でした。


このカフェのキッチンの金髪女性もそうであるが、ここAberdeenに於いて、老若男女問わず殆どの人の顔立ちが、北欧寄りである事に気付く。特に女性に関しては、アングロサクソンならではの所謂「男前な」厳つい顔立ちではなく、北欧特有の薄い感じであれば、美女不作の地イギリスにしては美女率かなり高きかな。
SHOPZONEをオープンすれば、私の最後の1セットとなりし、おもちゃ付きCDRもこれにて完売、またオルガナイザーであるハゲ親爺が、今回のツアー初めてとなる「全タイトル買い」にして、これはなかなか幸先良さそうではあるまいか。

今宵はワンマンなれば店側からも2時間程演奏してくれとの事、午後9時30分より開演。客層はかなり年配層なれば、客席には例によってデッドヘッズ宜しく立派なステレオマイクなんぞも見受けられ、ステージは既にサイケデリックな照明で彩られておれば、田畑君が呼ぶ処の「絞り染め系」親爺共の祝祭たるか。「Triger In Triger Out」「Anthem Of The Space」「Pink Lady Lemonade ~ OM Riff」計3曲、これにて2時間を大爆音大暴れ、最後はギターにチョークスラム。アンコールは昨夜に続き、再びスコティッシュ帽を被っての「Scott’s Porage Oats ~ Na Na Hey Hey」にて幕。
終演後、ハゲ親爺よりスコッチ2杯を御馳走 になれば、大いにスコットランド気分を堪能。

午前1時過ぎにホテルへ戻れば、中身のみをビニル袋に詰めて持参せしカレーヌードルを、マグカップに打ち込みて食せども、未だ尚空腹なれば、更にチキンラーメンをも食す。

当然食後のタバコも吸わず、同室のBenと田畑君と共にテレビを眺めつつ、午前2時就寝。

(2005/8/24)

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