6月27日(月)
午前8時起床、矢張り白夜故に如何せん眩しく、決して快眠せしとは云えず。斯様に陽が沈まぬ土地に住まねばならぬとすれば、忽ち発狂せん事間違いなし。嘗て初冬に訪れし折は、午前10時過ぎに漸く日の出を迎え、午後3時には既に日没を迎え真っ暗であれば、太陽は僅かばかりの距離を地平線に沿い低空平行移動するのみにして、決して頭上近くに昇る事なければ、正午でさえ夕方の如き長い陰を臨めし。矢張り太陽は、朝に東から昇り、夕方に西へ沈んで貰いたいものなり、これでは時計がなければ時刻も判らぬ。フィンランド生まれのムーミン一家が冬眠するのも無理もなし。
昨日ラーメンの薬味として葱を購入しておれば、フライパンにてネギ焼きを作り、これにて朝食とす。鰹節も青海苔も紅生姜もなけれども、生地に昆布出汁を大量に混ぜ込んでおり、またマヨネーズとせんせいのウスターソースを少々拝借し最後の仕上げをしておれば、これはなかなか郷愁を誘う味なり。
田畑君は、味噌汁に玉子とパンを打ち込む「欧風ねこまんま」を食しておられれど、本人の弁ではパンは麩の代用品だとか。
せんせいの朝食は、パン+マヨネーズ+チーズ+茹で玉子2個+トナカイ肉の塩漬け+ツナ缶による「留置場ブレックファースト」だとか。茹で玉子1個はそのまま頂き、もう1個はマヨネーズを塗りしパンの上にて指先のみを用い丁寧に潰していく、これぞ留置場のオッサンのテクニックだとかで、フォーク等は凶器となり得る故に使用出来ぬからならではか「あいつらすっごい時間掛けてホンマ綺麗に潰しよんねんで、他にする事ないしな、飯だけが楽しみやねん」これも生活の知恵から生まれし逸品か。
朝飯を食らいてしまえば最早為すべき事皆無にして、田畑君は朝からサウナへ、兄ィはウッドデッキにて寛いでおられれど、その姿はまるで「できるかな」のノッポさんの如し、ゴン太くんは何処。
2日間のオフを湖畔にて滞在しておれば、釣り好きの東君とせんせいがじっとしている筈もなく、Jussiの父上の釣り竿を持ち出すや、早速2人して釣り糸を垂らす。東君の最初のアタリは、残念ながら藻なれど、釣り糸を垂らし得るのみで幸せとか、私は釣りを嗜まぬ故に斯様な心境察しかねるが、成る程そういうものなるか。何とか今宵の晩飯のおかずでも釣り上げて頂きたい処。
一方せんせいはと云えば、おおっ!凄い強烈な引きにして大きく水飛沫さえ上がっておれば、これは超ド級の大物間違いなし、今まさに、きっと優に2mはあろうかと云う巨大なるこの湖の主でもつり上んとするか。これは一体如何な恐ろし気な面持ちの怪魚が釣り上がるのかと固唾を飲みて見守れば、何と釣り上げられしは伝説の湖の主にあらず、田畑君なり。
せんせいと東君が釣りに勤しむ間、田畑君と兄ィはサウナへ、正しいフィンランド流サウナ入浴法を実行せんと、2人して素っ裸にてサウナと湖を往復、その開放感もあってか、兄ィ曰く「ハハハ、気持ちいいよ!」
白夜のせいでさっぱり時刻が判らぬど、取り敢えず飯の支度はしておかんと、昨日購入せしステーキ肉の残りを薄切りにし、今や日本ではレア扱いとなりし牛丼作りに独り勤しむ。
更にガルバンソービーンズとグリンピースを使っての「豆達のサラダ」も完成、この逸品は嘗てトルコ料理屋にてチーフコックを務めし折、その店の人気メニューの一品にして、時折ホームパーティー等にてシェフを任されし折にも皆に好評を博せし一品。
「やったあ!」キッチンにさえ届くその歓喜の声の主は、他ならぬ東君、意気揚々と見事釣り上げし大物をぶら下げ帰還。何たる名の魚か存ぜぬが、まあ食えるであろうとの事で、東君がその魚を2枚おろしに処せど、これにて皆の晩飯には不充分故、ならば酒の肴にせんと、各々の半身を味噌漬けと塩焼きとに下拵え。
田畑君と私は、JussiとTomiと共に、リビングルームにてセッション。Jussiは録音機材もセットしており、3セット程録音すれば、田畑君は再びサウナへ。結局この日1日で6回もサウナに行ったらしく、今や立派なサウナ中毒。「めっちゃ気持ちええ!」されど何事もほどほどにしておかねば、何かリバウンドが来そうな気がするのは私だけか。
Jussiが「ボートを出そう!」と提案、されどモーターボートのエンジンが不調なれば、櫓で漕ぎ出す羽目と相成れり。漕ぎ手は当然巨漢にして力自慢のJussiなり。何しろ前回のツアーに於いて、巨大ベースアンプのキャビネットを何と片手で持ち上げる離れ業を披露し、あの山男津山さんをもってして「ゲゲゲ~ッ!こいつ化けもんや!絶対怒らしたらあかんで!殺されるわ!」と云わしめし程、Tomi、東君、せんせい、そして私の計5名を乗せてさえ、Jussiは斯様な事ものともせず沖へ悠々と漕ぎ出せり。あっと云う間に桟橋は小さく遠くなり、いよいよ湾より漕ぎ出せば、まるで海かと見紛う程の海原ならぬ湖原が広がり、白鳥も優雅に泳ぐ中、東君とせんせいは釣り糸を垂れる。Tomiとせんせいが興味本位にて漕ぎ手を務めるや、ボートは一気に失速、如何にJussiのパワーが桁外れかを見事に立証。と、突如俄にかき曇るや大粒の豪雨、再び漕ぎ手はJussiに戻され、彼の常軌を逸した怪力爆裂、ボートは凄まじい勢いにて元の桟橋へ。御蔭で豪雨となりしにも関わらず、然程濡れ鼠にならずに済めば、改めてJussiのその怪力ぶりに驚愕。されどそのJussiはコテージに帰り着くなりソファにて爆睡、流石に疲れたのであろう。
我々は牛丼にて遅い昼食とする。たとえ紅生姜がなくとも、つゆだく+生玉子で食せば充分に美味なり。皆も大いに喜んでくれれば、本日の料理当番も無事任務終了と云った処か。
腹も膨れれば然して為す事もなく、これまたJussiの父上の手によるロッキングチェアにて揺られるのみ、されどこのロッキングチェア実は少々バランス悪く、後ろに重心を掛けるや今にもひっくり返りそう故、どうにも座り心地悪し。続いてせんせいが腰掛け揺られておれば、遂に後ろに転倒、もう少しで丁度置いてありし植木鉢で頭をぶつける処であったか。
何も為す事なければこそ一層腹が減るもので、ならば豆達のサラダと先程東君の釣り上げし魚を肴に皆でワインでも飲まんとす。味噌漬けと塩焼きの各々を、此処ヨーロッパに魚焼き用グリルなんぞ当然なければアルミホイルにて包み焼き、さてお味の方はと云えば大いに美味なり。兄ィ曰く「うまいよこれ、もう終わりなの?もっと釣ってよ」そう云う兄ィは釣りしはらへんのですか?
腹が膨れればいよいよ為す事皆無なれど、何しろ携帯電話の普及率が世界一の国であれば、今更据え置き電話がないのは当然にして、ダイヤル回線にてネット接続する訳にもいかず、ここにはコンピュータなんぞ置かれておらねばブロードバンド接続も不可、これ程に時間が有り余れば、普段は鬱陶しく煩わしい雑務でさえ苦にならぬであろうに、何とも世の中旨くは行かぬもの。サウナ中毒の田畑君は再びサウナへ、兄ィはベッドにて昼寝されておられるのか、せんせいと東君は、雨の中再び釣りに出掛けし御様子。すると今度はせんせいにアタリ、お見事立派な大物を釣り上げられれど、釣り上げしその喜び堪能せし後、あの切れぬナイフにて再び魚を捌くは困難極めれば、結局湖に放す事に。兄ィ、すみません。
午後8時半、パーカッショニストJanneが到着。彼はJussi率いるCircle別動隊とも呼べるPharao Overroadのメンバーにして、徐ろにJussiとTomiと3人によるセッションが始まるや、それを尻目に我々は、兄ィが作りし残り御飯を使ってのおじやを、皆で分け合い頂く事にす。
されど1人マグカップ1杯のおじやなれば、そのあまりの美味さにしてあまりにも僅かな量、中途半端に食せば増々空腹感が増長されると云う饕餮たる人間の性に苦悶。ならばこの期に及びて更にラーメンを食らわんか否かを論じておれば、兄ィの「俺、ラーメン食うよ」その鶴の一声の下、躊躇なく皆いざラーメンを食さんとする。ヨーロッパ産の即席ラーメンなれば、そのままでは然して美味くもない故、各自味噌汁やら出汁やらにてアレンジを施し頂かねばばらねど、これも私の口癖「Better than nothing」なり。
おじやとラーメンにて漸く腹具合も満足となり、さて録音機材までセットせしJussiの心中を察すれば、我々もセッションに参加、ミニマルな感じで数セット録音。私のバンジョーの弓弾きも随分と好評なれば、Jussiもすっかり御機嫌の様子なり。
決して日は沈まねども、気がつけば時刻は既に深夜を回っておれば、テレビにてフィンランド語字幕付きエヴァンゲリオンを観つつ、ソファにて午前4時就寝。果たして今宵こそ心地良く熟睡し得るか。
6月28日(火)我が40回目の誕生日
午前8時起床、矢張り陽が眩しく熟睡は不可。皆未だ眠っておられる中、独りチッキンにてジンジャーチャイなんぞ作ってみる。
本日は私の誕生日なれば、皆から「おめでとう」と祝辞を受ける。兄ィを除くAMT & TCIのメンバー全員「昭和40年会」メンバーなれど、四十路となりしは私が一番乗りか。三十路を迎えし折は「これでオッサンの仲間入り」なんぞと思いしものなれど、今更誕生日云々にて一喜一憂する程阿呆でもなければ「明日が今日になって今日が昨日になっただけ」程度にしか捉えらずして、四十路を迎えし事については不思議なくらい何の感想もなし。何の感想もなけれど、せめてキリのよい節目と思えば、では何か決意めいたものぐらいは考えてみるか。男の人生は四十路からこそ勝負たらん。これにて漸くスタートラインに到達せり。阿呆くっさぁ~。
先日スーパーにて購入せしABBAなるブランドのレトルトのタイ風ツナカレーを食さんと温め、そして米を炊き、更にツナ缶を開け具も追加、これにて朝食はタイ風ツナカレーなんぞと糠喜びしておれば、このABBAカレーいと不味し。何とイギリスに於けるカレー同様味も風味もなければ、仕方なくキッチンにて見つけしカレー粉を振り掛け、これにて漸く何とか食し得るか。カレーのくせにカレー粉を振り掛けねばならぬとは、カレーの風上にも置けぬ代物なり。
正午、Helsinkiへ向け車2台に分乗し出発、いよいよこの素晴らしきサマーコテージと惜別せねばならぬ、それは即ち再び連日移動とライヴをに明け暮れる生活に戻る事を意味する。JussiとTomiの車に田畑君とせんせいと私、更にこの2日間に溜まりし夥しい量のゴミも同乗すれば、ビールの空き瓶の山にて座る場所さえなし。先ずは公設ゴミ捨て場にて生ゴミ等を全て投棄、更にドライブイン内スーパーマーケットに設置されし空き瓶回収マシーンへ空き瓶を投入すれば、その空き瓶の数量に応じた金額がスーパーの金券としてペイバックされる仕組みとなっており驚嘆、流石はフィンランド、リサイクル行為が銭になるとは!これならば少々面倒臭かろうが、リサイクルに腐心せんと誰もが思う事であろう。
JussiとTomiが、何やらパーティー用仮装用品店へ赴くと云えば、それは興味深しと同行、Tomiは何やら鳥人間の如きマスクを購入、Jussiもサタニックメタルのキャラクターの如き異形なるマスクの購入を散々迷い、結局また今度にすると諦めておれば、はて何故彼等は斯様なマスクの購入なんぞ考慮せしか。それにしてもこの手の店は、商品を眺めるのみでさえ、イカれた衣装の数々に爆笑したり感嘆したりと、楽しき事この上なし。バニーガールやら天使の衣装なんぞも揃っておれば、思わず邪な想いさえ抱いてしまうは、哀しくも男の性たるや。
午後5時、今宵のライヴ会場Nosturi-kahvilaに到着。サッカーマニアの田畑君は、客席奥にサッカーゲームを見つけるやTomiと勝負、されど痛恨の自殺点にて惜敗を喫す。実はTomiはサッカーゲームに関し相当の腕前にして、その後いろんな相手と対戦すれど全勝。口数少ないはにかみ屋にしてベジタリアン故か痩身のTomiなれば、そもそもサッカーゲームなんぞ全く興味なさそうな印象さえあり、まさしく人は見掛けによらぬもの。
今宵の前座は、Dark Sunなるフィンランドのスペースロックバンドと、Jussi率いるCircle別動隊Pharao Overroadの2バンドにして、我々は機材一式をDark Sunから借り受ける運びなり。先ずはビール呷りサウンドチェック、今宵はMarshall3キャビネットが使えると判るや、これこそギタリスト冥利に尽きる。されど斯様な日に限りステージがクソ狭ければ、アンプが自分の真横にセッティングされており、おお~っ!自分の爆音で爆死寸前、しゃあけど気持ちええわ!Marshallはやっぱり3段積みに限る!
サウンドチェックを終えるや、会場内のレストランにて晩飯が頂けると赴けば、クラブ側が用意せしディナーメニューは、何とよりによって天敵ペンネ+パン!今日より四十路なれば前厄にして、何とも幸先の良い話。ボケがぁ!大嫌いなパンは兄ィに献上、ペンネはと云えば、上に掛けられしビーフとマッシュルームの煮込みのみを食すのみ。
誕生日祝いと、バーにて東君と田畑君からアニス酒Vaccariを1杯ずつ驕って頂く。ありがとう。
JussiのレーベルEktro Recordsよりリリースせし新譜、AMT & TCIの2ndアルバム「Anthem of The Space」がSHOPZONEに並べば、これが起爆剤となりて一気に売り上げアップと相成るや。社長田畑君お気に入りの1枚でもあれば、既に売る気満々、社長たのんまっせ!
さてJussi率いるPharao Overroadの演奏が始まれば、こちらもdrx2、gx3、b、noise+tape echoの大所帯7人編成、リフ一発を全員でひたすら反復すると云う徹底したミニマルぶりにして、最近のCircleよりも余程こちらの方がCircleっぽいか。CircleのドラマーでもあるTomiのマシーンの如き全くブレぬ「Human Drum Machine」との異名さえ取るそのドラミングは相変わらず、先程購入せしマスクを装着し、更に頭巾まで被っておれど、演奏中に汗ひとつかかぬとはまさにマシーン。3人のギタリストの内の1人は、矢張りCircleのギタリストでもあるJanneなれば、ここにもしヴォーカリストMikaが居ればCircleではないか。演奏前にJussiとJanne曰く「Pharao Overroadは殆どが即興だから」しかし1つのリフを全員でひたすら反復しつつそのまま一丸となり疾走すると云うこの音楽性の何処が即興によるものなのか、ある意味これが即興ならば彼等にとって即興とは何なのか、大いに興味深き処。「Pharao Overroadは、へヴィーメタルとCan等のミニマルロックとの融合」とJussi自ら語っておれど、それこそ今現在のCircleのサウンドではなかったか。Pharao Overroadの方が、余程ヘビーサイケデリックな風合いありて、されどメンバー殆どがCircleと重複しておれば、所謂FunkadelicとParliamentみたいなものか。
その頃楽屋にては人知れず斯様な行為が!?
さて続いてはDark Sun、実は彼等はAMTのお馴染み客でもあり、当方も彼等の顔こそあまりに奇妙なルックス故に覚えておれど、彼等が実はDark Sunのメンバーとは存じておらず、今宵初めて知りし次第。彼等も大所帯にして何と8人編成(gx2、kbx2、drx2、vo、b)なれど、果たして斯様な編成が、彼等の音楽性に本当に必要あるのかどうかは疑わしき処。Hawkwindのカバー等も織り交ぜておれど、彼等のオリジナル曲に関しては、少々スペーシーに味付けされしDoobie Brothersと云う耳触りか、全くもって理解不能。そのルックスの不統一感も大したものにして、テンガローハットでキメるドラマー、驚異的モミアゲを誇りつつも何処か中性的な長髪ギタリスト、そこいらのバーなんぞに巣食っておりそうな唯のオッサンとしか見えぬ全く華のないハゲ気味のヴォーカリスト、どう見ても普通の兄ちゃんにしか見えぬ短髪+眼鏡のキーボードプレイヤー等、いやはやこの不統一感こそがそのまま音にも反映されていると云えようか、否、これこそがこのDark Sunの特徴なのかもしれぬ。しかし結局Hawkwindの「Brainstorm」のカバー(と云うよりコピー)が一番良かったとは、何とも情けない話か。
深夜となり、漸く我々の出番と相成れば、客席も既に満員御礼大盛況、田畑君は例のスナフキン帽を冠り御当地ネタとしてムーミンネタ+得意のサッカーネタを披露。更には突如「Today is Makoto’s birthday!」と、満場の客と一緒に「Happy Birthday」を歌ってくれれども、何の前振りもなければ恥ずかしい事この上なく、またこれにて四十路と告げるや、客席からは「Noooooooo!」との声も聞かれる始末。Marshall3キャビネットであろうが、案の定演奏途中にてスピーカー数発が御陀仏御昇天、音圧が次第に薄くなれば、ラストはギター絞首刑にて幕。アンコールはフィンランド・バージョンとしてGood-byeをフィンランド語Moi moiに差し替えての「Na Na Hey Hey ~ Moi Moi Metal」北欧メタルの聖地ならではこそ、ここは客も大暴れ、大いに盛り上がれども、エンディング寸前にヘッドアンプも遂には御陀仏御昇天召さる。されどその騒乱の中、マイクスタンドに吊るしてありしグリッサンドに使用する十手を盗まれれば、何とも散々な誕生日祝いにして、これまた帰国するや銀閣寺参道の土産物屋にて新調せねばならぬか。蛇足エピソードとして、ライヴ後のJussiの話では、何でも元フィンランド代表のサッカー選手がAMTのファンとかで、今宵も来場しておりCDも購入せしとか。
終演後、「えっ、これタダなの?」兄ィは会場内に置かれているAIDS防止の為の無料コンドーム全種類をゲット、御満足頂けましたでしょうか?されどそのコンドームを膨らませてみては、兄ィ曰く「でもサイズがやっぱりちょっと大きいねえ。」流石の兄ィも、北欧人の巨根ぶりには絶句。兄ィ、日本男児は硬さで勝負ですぜ!
更に無料リストバンドも目敏く発見、Tomi共々ドラマー3人お揃いのリストバンドにてキメておられる。
午後2時、再び車2台に分乗し、今宵投宿するJussi宅のあるPoriへ向け出発。途中Hes Burgerなるコンビニエンスなフィンランドのハンバーガーチェーンにて夜食とすれば、 Jussi曰く「ここはマヨネーズが特製でマクドよりも美味い!」フィンランド語故に全くメニューが読めぬ我々は、Jussi御推薦のベーシックなHes Burgerのセットを食す。サラダのドレッシングはカレー風味にして意外にも美味、ハンバーガーも肉が分厚く及第点なり。巨漢のJussiは、Megaなる超ジャンボサイズを軽く平らげ満足げなり。
明日からの朝飯等を考慮して、Hes Burgerに隣接する24時間オープンのスーパーで即席ラーメン5袋を購入。
午前5時半、3時間のドライブの末にPoliへ到着すれば、東君と兄ィとTomiはCircleのサウンドマン宅へ、田畑君とせんせいと私はJussi宅へと、2班に別れ投宿。コテージには電話もネットもなければ、今宵はJussi宅にて久々にネット接続せんと思えど、JussiのPCは、ハードディスクが一昨日突然吹っ飛んだとかで使えねども、2週間ぶりにiBookの接続に成功、これは明日起床するや早速雑務か。午前6時就寝。
(2005/9/22)
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